東京大学先端科学研究センター

先端科学技術研究センター(先端研)では世界最大級の遺伝子発現解析から癌などの治療標的タンパクの発見を進めています。実際、治療標的の多くは複雑な構造を有する膜タンパクで、これらは抗原作製も抗体作製も非常に困難であることが知られています。先端研では発芽型バキュロウィルスを用いた膜蛋白質の調製法など革新的な技術を確立することにより先進的な研究を達成してきました。また、動脈硬化症や血管形成異常などの分子機構の解明についても成果をあげています。
未来創薬研究所は先端研の先進的研究者と密接に連携を保ち、共同研究プログラムを推進しています。共同研究の中で、未来創薬研究所は主に治療ターゲットに対する抗体を作製し、これを評価しています。未来創薬研究所のすべての研究プロジェクトは定期的に先端研のトップ研究者によるレビューを受け、しばし彼らのアイデアを取り込むことにより、そのプロジェクトをより確固たるものへと発展させています。

理化学研究所オミックス基盤研究領域

オミックス基盤研究領域(OSC)はCAGE (Capped Analysis of Gene Expression)をはじめとする独自の技術で転写開始サイトの探索に取り組み、DNAとRNAのシーケンス情報を融合させたゲノムアノテーション、遺伝子調節や制御の解明で世界をリードする成果を上げてきました。OSCは高度な次世代シーケンサー利用技術を核としてデータ生産を行う「次世代シーケンス拠点」としても活動し、その継続的基盤技術開発を続けています。
次世代シーケンサーを創薬技術として応用することは新たなチャレンジです。未来創薬研究所は共同研究を通じて転写活性の網羅的記述を可能にするOSC独自の解析手法を疾患に係わる転写制御ネットワークの解明及び革新的医薬品の発見へとつながる新規ターゲット分子同定へと活用していきます。日常的な情報交換によるデータ解析ノウハウや助言の獲得、新たな研究アイデアの創出など、地の利を生かす形で密接な連携を保ち、共同研究プログラムを推進しています。

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